昨今では建築現場において、施工管理職や技能職で多くの女性が活躍していますが、施設などのハード面が追いついていないことがあります。

トイレの問題、更衣室の問題、シャワー設備の問題等々。

当社には女性の施工管理職が2名在籍しておりますが、その社員たちにハード面が整備されていない現場に自分を合わせてもらうのではなく、会社として可能な限りの環境整備を現場内で検討する姿勢が大切だと考えております。

また、女性活躍推進法制定をきっかけに、国や地方自治体における施策においても女性の職場環境改善や取組に対して奨励金や補助金、助成金が給付される制度がたくさん作られています。

そこで、当社では女性社員が少しでも働きやすい環境を整備すべく、このような施策を活用しつつ、より働きやすい職場作りを目指しております。

今回、当社が元請施工をしている現場において、厚生労働省の「建設労働者確保育成助成金　女性専用作業員施設設置コース」を活用することにしました。

この助成金は、女性専用施設を設置した費用に対して２／３相当額の助成が受けられるもので、平成28年4月に新たに始まったものです。

実際に申請をしてみると、なんと、当社が記念すべき？申請第１号！とのことで、担当部署の方が実際に現地を見に来られました。

施設の状況を説明する現場所長と施設をチェックする担当部署の方たち

計画段階では、女性専用更衣室用のプレハブも用意したかったのですが、敷地の関係上断念せざるを得なくなり、仮設トイレのみでの申請となりました。

目隠しを単管と防炎シートで設置

助成金は税金の一部ですから、申請要件や手続きが多少煩雑な部分があります。また、仮設ですので、設備的には十分に満足できるものが設置できるとは限りません。

それでも当社としては働きやすい職場作りへの意識付けや方向性の明確化を狙う意味でも、積極的に助成金等を活用をし、環境整備に努めてまいります、

手洗施設には鏡と荷物置場を設置