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民間の仕事
2016年11月4日
住宅改修予防給付の活用例

今回は当社が所在する台東区の「住宅改修予防給付」を活用した改修事例をご紹介いたします。

この制度は65歳の高齢者の方が転倒予防などの目的で床の段差解消やトイレの洋式化、手すりの設置等の住宅改修を行う際に、区役所が一定割合で改修費用を補助してくれる制度です。

当社はこの制度に対応すべく、台東区役所との間で契約を結んでおります。

今回のご依頼は
・階段に手すりを設置する
・トイレを洋式化する
・風呂場に手すりを設置する
と言うものでした。

1.階段に手すりを設置する

以前は何ともなかった階段の昇降がだんだん辛くなってきたとのことで、手すりの設置を希望されました。手すりを設置するには、体の重みに耐えられる下地に取り付けなければなりません。当然壁の中の下地の状態は見えませんので、器具を使ったり経験に基づいて下地の位置を割り出し、施工する技術力が要求されます。
また、現状に一番適合する手すりを選択し、お客様にご提案することも建築施工管理の重要な仕事になります。

2施工前と施工後

2.トイレを洋式化する

日本国内では和式トイレを洋式トイレにする工事が各所で行われております。洋式化をするには床を壊して平らにしたり、給排水の配管を盛り替えたりするなど建物の骨格部分を改修することになるので、充分な現地調査と計画、そして慎重な施工が求められます。

3施工前と施工後

3.風呂場に手すりを設置する

意外とご要望が多いのが風呂場にL型の手すりをする工事です。風呂場は滑りやすく、形の古い浴槽ですと、かなりの高さを跨がなければならないからです。風呂場での転倒は大けがに繋がります。浴槽を取り替えたり、ユニットバス化するにはコストがかかりますが、手すりを設置する工事はそれほどコストがかかりませんので、私たちとしては高齢者に対応する改修工事のご依頼があった場合には現調の結果を踏まえて、一番最初に提案させていただく改修内容になります。

4改修前と改修後

今お住まいの家をより住みやすくするための改修は建築に携わる立場として、建物が息を吹き返すような感覚になるやりがいのある仕事です。

また、お客様の「おかげで安心して生活できるようになったよ」という一言が本当に嬉しく思います。これからも知恵を絞って、より良いご提案ができるようにして参ります。

建物のことなら、なんでもご相談ください。
私たちは建築工事のワンストップサービスを目指します。

ご依頼主様、今回はありがとうございました。